◆オゾン層の保護のためのウィーン条約/オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書◆
(Vienna Convention for the Protection of the Ozone / Montreal Protocol Substances that Deplete the Ozone Layer)

 
  オゾン層保護のための対策の国際的な枠組み。条約は、1985年採択。国際的に協調してオゾン層やオゾン層を破壊する 物質についての研究を進める規定を盛り込んでいるほか、各国が適切と考える内容の対策を実施すること、議定書が合意さ れたら、さらにそれに従い各国共通の対策を実施することを決めている。モントリオール議定書は、87年9月の採択。
  日本は 88年10月、条約と併せて議定書を締結。その後、90年、92年、95年、97年の4度にわたって見直され、規制対象
 物質の追加や、既存規制物質の規制スケジュールの前倒し等、段階的に規制強化されている。
  先進国についてはフロン、1-1-1-トリクロロエタンなどについては95年末に生産等が全廃されており、途上国についても
 全廃スケジュールが確定している。これらの規制措置が予定どおり実施されれば、オゾン層の破壊は2000年頃最大となり、
 その後徐々に回復し、2045年頃には元の水準に戻ると予測されている。


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