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知ったか その37  ● 発 動 機 ●

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44年ぶりに復活した
大型発動機

(朝日新聞から)


 北海道の小さな農村の数少ないサラリーマン家庭に生まれた私にとって、農家である友達の家の納屋は、ワンダーランドであった。(そのために、私の小学校の卒業時の将来の夢は『ブラジルに行って百姓をやる!』であった。)今とは異なり、村には自動車のほとんどない時代 (ちなみに我が家は、日本通運鰍フ事務所兼用住宅であったため、そばに数少ない大型トラックはあった)であり、普段の荷物の運搬は馬車(冬は馬ソリ)に頼っていた古き良き時代であった。
 そんな中にあって、なぜか憧れたものに発動機がありました。秋の脱穀シーズンになると、あちらこちらから発動機の音が響いてきたものだった。やがて石炭、そして灯油に取って代わったけれど、雪の降る前に薪を作るために活躍するのも発動機でありました。クランク棒を取り付け、弾み車(正式名称は不明)を勢い良く廻してやると、ストン・ストン・スト・スト・トトト・・・と回り始める。事務所脇にある大型トラックのエンジンとは全く違う印象のものでありました。
 先日、朝日新聞の千葉版を見ていて、この発動機の記事を見つけた。なんと、私の自宅のある海上町発の記事であります。(なお、私は単身赴任中であり、新聞は土曜・日曜日しか読めない)
・・・と言うわけで、今回は、新聞記事の内容をそのまま記載します。・・・手抜きと言わないで!


朝日新聞 千葉版 (2001.11.24)から


大型発動機 快音再び

海上の保存会 発見し整備44年ぶり

 工場跡の廃屋に放置され、さび付いていた20馬力の大型発動機が44年ぶりに快音を発した。海上町の「うなかみ発動機保存会」 (越川栄一郎会長) の会員が見つけだし、数カ月かけて
整備した。23日の町産業まつりで、小、中型発動機約50台と一緒に展示され「ドッドッドッ…」と
いう力強い音を響かせた。
 「発動機は戦後の農業や産業の近代化の象徴。物置などにさびたまま放置されているのは
かわいそうだ」と昨春、有志が会を作った。会員15人。集めた発動機は約130台にのぼる。
 今回、復活させた出力20馬力の大型発動機は35年製の「ヤンマージーゼルH型」。57年ごろ
まで銚子市内のでんぷん工場で使われていたが、工場の閉鎖してそのままになっていた。
 会のメンバーは先月中旬、熊本県で開催された全国発動機大会に写真と資料を持って参加
した。実際に展示された約160台のうち、最大出力のものは17馬力で、会が復活させた発動機
が貴重であることを再確認したという。
 

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