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エベレスト(Everest)
北緯27.58 東経86.55
かつては標高8848mと言われたが、近年の調査では8850m
どんどん、成長を続けているのだ!
ジョージ・マロリー
1887〜1924
英国の登山家
エドモンド・ヒラリー
1919年生まれ
ニュージーランドの
登山家で南極探検家
テンジンとヒラリー
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先日、テレビを見ていたらエベレスト初登頂が話題になっていた。久しぶりに耳にする話だ。
隊長ジョン・ハントの名まででている。・・・ん〜、これはいかん!ここで私が薀蓄をたれねば・・・
「そこに山があるからだ」・・・誰もが、一度は聞いたことのある言葉だろうと思います。
英国人登山家G.マロリーが、エベレスト登頂資金調達のために多くの講演会を行い、ある講演会で、記者から「なぜ、あなたは山に登るのか」と問われ、「Because
it is
there(そこにそれがあるからだ)」と答えた言葉だと言われています。
なお、この場合の「それ」とは、もちろんエベレストであることは、言うまでもありませんね。
※さらに彼は、「芸術家が絵を描く様に、音楽家が作曲するように、私は山に登る。私にとって登山は、自己表現の場である。」と語ったともいわれています。 (なお、この※以降の部は、
いつ、どこでの発言なのかの確認が出来ていません。しかし、彼は、多くの資金集めのために
講演をしたと言われていますので、どこかの講演で、そうした話をしたとしても不思議ではあり
ませんし、ぜひともしていて欲しいものだと思います。)
エベレスト登頂の歴史
1921年から始まった英国エベレスト探検隊は、厳しい環境下で苦難を強いられていました。
1924年6月8日、彼はA.アービンとともに第3次隊の登頂途中(一説には登頂に成功して下山途中)に、行方不明となりました。この説は長い間囁かれつづけ、今でも「登山史上最大の謎」と言われています。
そのマロリーの遺体が米国を中心とした捜索隊によって1999年5月1日、8160メートル付近で発見されました。1933年の第4次英国隊が、アービンのピッケルを発見した8320メートル地点から滑落し、そのまま息を引き取ったものと考えられています。両腕を広げ、うつ伏せになっている写真が公開されていますが、それを見る限りでは、75年も経過している遺体には見えません。
携帯していたカメラが見つかれば、この謎が解明されるのではないかと大きく報道されました。
さらに2001年5月に、登頂に成功した確たる証拠が発見されたとの一部報道がありましたが、残念ながらその続報がありません。
もしこれが下山途中の遭難であれば、エベレスト登頂の歴史は29年も遡ることになります。
エベレスト初登頂
1953年5月29日午前11時30分、隊長ジョン・ハント率いる第10次英国隊は第2次アタック隊の、ニュージーランド人エドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイによって、南面のルートから初登頂がなされました。英国女王エリザベスU世即位の4日前のことです。この報は戴冠式の日(1953年6月2日)の夕方に英国に伝えられ、英国中が二重の喜びに沸き返りました。ヒラリーは、その偉業によってナイトの称号を与えられ、「ヒラリー卿」と呼ばれます。
さらに、ヒラリーはその後も数度に渡ってヒマラヤ遠征の隊長を務めました。また、シェルパの人々にとってヒラリーは単に英雄というだけではなく、ネパールの山地に学校や病院を造った大切な友人ともなりました。
エベレストは、近年はチベット語の「チョモランマ」と呼ばれていますが、この1953年当時にはその名は知られておらず、発見当初には「ピーク15」と呼ばれていました。なお、エベレストという名は、1941年はじめてこの山の位置と標高を記録したイギリス領インドの前測量局長官のG.エベレスト卿にちなんで名づけられました。
※チベット名の「珠穆朗瑪峰(チョモランマ)」は「神々の母」の意味。
※ネパール名の「Sagarmatha(サガルマータ)」は「大空の頭」の意味。
※「ヒマーラヤ」とはサンスクリット語で「雪の住み家」と言う意味。
※シェルパは「東北の種族」の意味。
実は、このテーマには深〜い思い入れがあります。
なぜかって?それは、1953年5月29日は私の誕生日。子供の頃からの知識と薀蓄の数々、このテーマは余人には譲れません!
PS. 「ヒラリーの息子もエベレスト登頂成功」 (朝日新聞 '02年5月25日朝刊より)
【ニューデリー25日=共同】
AP通信によると、エベレストに初登頂したエドモンド・ヒラリー(ニュージーランド)の息子ピー
ター・ヒラリー氏(47)が25日、エベレスト登頂に成功した。来年で初登頂から50年になるのを機に父の偉業に挑戦。ともに初登頂したシェルパ、テンジン・ノルゲイの孫、タシ・ワンチュク・テンジンさん(37)も16日に登頂に成功した。
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