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知ったか その25  ● ウェゲナーの大陸移動説 ●

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大陸の移動
 

2億5千年万年前の地球
唯一の巨大な大陸
パンゲアあった
 
 
巨大な大陸が毛布効果で内部に熱をため
たまった熱は徐々に
大陸を引き裂いていった

 
かつてパンゲアのあった
場所には広大な海
大西洋が生まれた

 
ウェゲナーの大陸移動説


 ドイツの気象学者アルフレッド・ウェゲナー(Alfred Wegener 1880-1930)は、仕事がら毎日
 世界地図を見ていたはずであり、ある日突然ひらめいたに違いない。
 南アメリカとアフリカの大西洋岸線の形が酷似しており、ジグソーパズルのようにぴったりと
 合うことをである。
 ぴったりと合うと言うことは、もともと一つだったものが割れて離れたのではないか?とすれ
 ば、巨大な大陸が割れて移動したことになるのではないか?
 
 だが、実際に大陸が移動することなどありえるのだろうか?ウェゲナーは地質学や古生物学
 などを学び、地質や生物なども類似性があることを確認して1915年に『大陸および大洋の
 起源』と言う本の中で大陸移動説を発表した。
  
 彼は大陸の移動をさせる力を説明するために、離極力という力を想定した。地球上の大陸は
 自転の遠心力の働きによって赤道方向に向かって進み、また、月や太陽の潮汐力によって
 働いたと考えたのだ。
 しかし、いずれも大陸を動かすほどの力とはなり得ないと指摘され、学会から葬り去られます
 が、第二次世界大戦後に古地磁気学の研究から、さらに1950年代の末になって海底地殻の
 研究がさかんになり、移動するのは大陸のみでなく海洋底が大規模に移動するという海洋底
 拡大説が確立され、プレート・テク トニクス理論として生まれ変わって現在の固体地球科学
 へと発展しました。 
 
 ちなみに、ウェゲナーは1929年グリーンランドの気象探検に出たまま消息を絶ちます。
 
  
海洋底拡大説 
 太平洋や大西洋などの海底は中央海嶺においてたえず生まれ,その両側に拡大していると
 いう考え方。
 地球のマントル内部には熱対流(マントル対流)がおこっていて、その湧き出す場所が中央
 海嶺を形成している。中央海嶺ではマントルからの高温物質が冷却されて玄武岩の新しい
 海底となり、次々に中央海嶺の両側に水平に移動していく。移動していく海底が大陸にぶつ
 かる所で沈み込み、しばしば海溝が発達する。そのため、海底は2〜3億年で更新されてい
 るという。
 
プレートテクトニクス理論
 
地球表面(殻)は十数個の硬い板状のプレート(平均の厚さ約100km)によって敷き詰められ
 ており、それらのプレートがほとんど変形なしに運動しているという考え、およびその考えにも
 とづいて地球表層部の諸現象を説明する考えを言う。
 ウェゲナーの大陸移動説から海洋底拡大説を経て、1960年末期には大陸や海底が移動に
 あたってほとんど変形しないことがたしかめられ、プレートテクトニクスの考えに発展した。
 これによると、プレートとプレートはたがいにはなれたり、たがいにぶつかったりずれ動いてお
 り、地震・火山・造山運動などは、このプレート間の相対運動の結果として説明されている。
 

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